湘南LOGBOOK

ロングボードのグライド感に夢中なサーファーのブログ。ロングボードのこと、波・旅の記録などサーフィンに関することを書いています。

夏の小波にはロングボードでファンサーフ

もうすぐ夏ですねー。夏は高気圧の吹き出しによるウネリがメインのため湘南は小波が多いですよね。そんなシーズンにはどんなボードが向いているでしょうか?

パキパキのショートボードは…つらいですよね。湘南LOGBOOK的にはロングボードがオススメです。浮力があるので本数も乗れますし膝モモでも十分楽しめます。またロングボード は純粋に楽しいですね。

ロングボード は最近ブームのクラシック系から、パフォーマンス系まで幅広く、かなり乗り味が異なります。湘南LOGBOOK的には、どちらも奥深く大好きなボードです。

ノーズライディング、リップと様々なマニューバが描けるパフォーマンス系は、言うなれば色々楽しめる幕の内弁当。一方、ノーズライディングにフォーカスしたクラシックボードは、頑固一徹、昭和の香り漂う正統派醤油ラーメンといったところでしょうか。

最近はクラシックへの回帰傾向が強いですが、今回はあえてパフォーマンスロングボード の魅力・楽しみをお伝えしたいと思います。

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写真の左から2本目がパフォーマンス系のロングボード になります。アウトラインはノーズライディングを安定させるためワイドノーズで、ターンの切り返しを速くするためテールエンドを極端に絞ったピンテール、さらにテールからサイドフィン上あたりまでハードエッジが入っています。ボトムデザインとしてはノーズ付近はシングルコンケーブから始まりテールに向けてダブルコンケーブ、テールエンドはVEEと、ショートボードのボトムデザインと同じような感じになっています。

ボードの素材はサーファーとしての好みが分かれるところですが湘南LOGBOOK的にはPUよりもEPSが好きですね。EPSショートボードのは「しなり」がなく乗り味が硬い気がしますが、ロングボード はそもそも9ftオーバーと長いので、よくしなります。そのため波への食いつきもよく、軽く・反応がよいので板がピュンピュン走ります。そんな魅力がEPSロングボード にはあると思います。

(大きな波でのパフォーマンスボードの楽しみや、クラシックボードについてはまた別の機会に)

動画は小波でのパフォーマンス系のライディング。膝波ですが、ノーズ、リップと色々できることが分かると思います。本当に楽しいですよ。

そして楽しめるだけではなくロングボード に乗ることで得られるメリットも沢山あります。レールが長いので、コントロールはショートより難しいです。でも、その長いレールの使い方が分かると、短い板に乗り換えた場合、よりコントロールしやすい事が実感できると思います。ミッドレングスのシングルフィンや、レトロフィッシュなどでレールワークの修正をするのと同じ考え方ですね。サーフィン中のレール加減が理解できると、ガチャガチャしない・やたらパンピングしないなど、よりスタイリッシュなサーフィンになるのではないでしょうか。

なお手軽に波をキャッチできる反面、コントロールは難しいので、混雑しているポイントでいきなりロングボード を始めるのはオススメしません。

よりサーファーとしてのスキルを上げたい、幅を広げたい場合にロングボード をやると良い気付きが得られると思います。

夏の小波で是非トライしてみて下さい!