湘南LOGBOOK

ロングボードのグライド感に夢中なサーファーのブログ。ロングボードのこと、波・旅の記録などサーフィンに関することを書いています。

サーフショップと運命の出会い

ショップ選びには、パートナー選びと同様に、見極め・注意が必要です。

今後のあなたのサーフィン人生が決まると言っても過言ではありません。

良いショップと巡り合うには、まずサーファーという人種を理解する必要があります。

当然ですが、ショップはサーファーがやっていますので。

○そもそもサーフショップって?

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湘南R134号沿いには多くのショップあります

 

サーフィンは波取りです。素早く波を見つけ、自分の波をいち早く奪う必要があるため、必然的にサーファーは自分本位で物事を考える傾向があります。そしてサーフィンは中毒性あるスポーツ。全ては波乗りのために、あえて一般的な社会生活をしてこなかった人もいます。そのため、

・波がいい日は、土日なのに店が閉まっている

・HP掲載の営業時間通りに営業してない

ということがあっても、ビックリしたり、腹を立てるのもいけません。全ては波優先(お客様より?)、サーファーとはそんな人種ですから(笑)

 

○サーフショップの見極め


さて、そんなサーファー、サーフショップというものが、なんとなく理解できたら、次はショップの見極めです。

①バイブス

ショップに入ったとき、良い雰囲気を感じたか?いわゆる、バイブスです。あなたの直感を大事にして下さい。

②コミュニケーション

バイブスが合うかも?と思ったら、恥ずかしがらず店員さんに挨拶してみて下さい。ショップ周辺のポイントのマナーや、その日の波の特徴をしっかり伝えてくれるか?あなたがそれをイメージできるなら相性バッチリ。良いバイブスを感じたなら、ワックスを一つ買って、更に色んな質問をして店員さんとの相性・波長を感じ取ってみてください。

③品揃え

サーフィンはサーフボードやウェットスーツなど、道具が必要です。その取り扱い商品の幅広さが大事です。

・サーフボードの種類が豊富か?

サーフィンはその日の海のコンディションや自身の気持ちにあわせて、ショートボードやロングボード など色々なボードに乗ることで、楽しさが広がります。ボードに対するこだわりはとても大事ですが、例えば、うちはショートボードだけ、というようなショップは、あなたのサーファーとしての可能性を狭める事になるかもしれません。

・ウェットスーツのメーカーが豊富か?

湘南でも真夏の一時期を除き、一年を通してウェットスーツは必須です。billabong(ビラボン)などの世界的なブランドや、湘南で歴史あるブランドなどは、ライダーからのフィードバックを元に毎年新たなウェットスーツをリリースします。そんなブランドを多数揃えているショップならバッチリです。逆に、長年ずーっと同じ型のウェットスーツしかリリースしないブランドだけしか扱っていないと要注意。最先端のウェットスーツは、ビックリするほど軽く・暖かく・動きやすいため、あなたのサーフィンをしっかりサポートしますが、一向に改善が進まないブランドは、生地やウェットスーツのカットパターンなど機能面でも最先端のブランドから大きく遅れを取っており、サーフィン中にストレスを感じるはずです。体に密着するもののため、ウェットスーツの品揃えが充実しているのもショップとして重要ですね。

④ニッチな判断ポイント


最後に私なりのニッチな判断ポイントは以下となります。

・安全第一か?

「家に帰るまでが遠足」ではないですが、家に無事に帰ってくるまでがサーフィンです。海が荒れているのに、ビギナーにレンタルボードを貸し出していないか?サーフィンは自己責任とはいえ、危険な時は止めてあげる事が必要。そのショップ、ひょっとしてお客様の安全確保に鈍感かも?

・売上至上主義か?

ショップで商品の質問をした後、やたら購入を勧められないか?そのショップ、ひょっとして財政危機かも?

またボードやウェットスーツなど商品の説明より、ローンの説明がやたら詳しいと、ひょっとしてあなたをカモと思っているかも?

・パーティー好きか?

仲間でBBQをやたらやりたがるパーティー好きなサーファーは多いですが、飲み過ぎて次の日、波を逃したなんて事になるかも?くれぐれもサーフィンの回数よりパーティーの方が多い、なんてことにならないように。

・店員の入れ替わり

ショップに行くたびに店員が変わっている、なんてことはないですか?一般の会社の定着率と同様です。店長は、お客様には愛想がいいかもしれませんが、そのショップ、ひょっとして労働条件がブラックなのかも?店員が変わる度に、その人を都度、理解する必要があるため、ショップのクラブ員も、大変ですね。

・良い波の時、店が閉まっている

自然相手なので、ある程度は仕方ないですが(笑)、頻繁に閉まっていると、そのショップ、ひょっとして自分自身をコントロールできない店長がやっているのかも?

と、少し独特な視点ですが、こういったポイントでショップを見てみると、自分として許せる点、許せない点を、ある程度感じる事ができると思います。

サーファーという少し自己中ながらもピュアな人種、そのサーファーが営んでいるサーフショップというものを理解すれば、あなたにあったショップはきっと見つかるし、上手く付き合っていけばあなたのサーフィンライフをより充実するようにサポートしてくれるはずです。

今やネットで道具を揃える事は手軽ですが、実際にショップに足を運んであなたに合ったショップを是非見つけてください。