湘南LOGBOOK

ロングボードのグライド感に夢中なサーファーのブログ。ロングボードのこと、波・旅の記録などサーフィンに関することを書いています。

知らないと損するサーフィンの上達法

PDCAサイクルをご存じだろうか?

PDCAサイクルとは自動車や電機メーカーなど製造業で使用されている業務管理における継続的な改善方法。

①Plan(計画)→ ②Do(実行)→ ③Check(評価)→ ④Action(改善)の4段階を繰り返して業務を継続的に改善する方法。サーフィンの上達にも、まさにこのサイクルを繰り返すことが大事。

今回は、その概要を説明していきます。

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①Plan(計画)

 計画は、ケリースレーターやジョエルチューダーなど、なりたいサーファー像をイメージすることから始まります。次は、そのサーファーの動作、細部を観察します。例えば、ロングボーディングでいうと、ジョエルチューダーはボードの上を華麗にウォーキングします。骨盤を上手く使い、前屈みにならないように、骨盤の上に上半身をのせ、体幹の中央に頭部がしっかり乗っている(動かない)ことでボードをしっかり押さえて、そのセットアップがあるため、優雅に華麗にウォーキングできている。と、細部まで動作を観察すれば、どうすればいいのか必然的に計画に落とし込むことができます。

単にバックサイドを特訓しよう!などと漠然と計画するのではなく、なりたいサーファーのイメージ→全体の動作観察→体のパーツ・細部の動作観察→どう動作すべきか計画を立てる、

とこのようにブレークダウン、メッシュを細分化すれば計画は完成します。


②Do(実行)

次に、立てた計画に対してサーフィンすること。以前のブログで場数が大事と書きましたが、闇雲にやるのではなく計画に沿ってやること。でも海のコンディションは、その日によって違うため、コンディション毎の練習計画があるのが望ましいです。小波オフショア、クローズ気味のオンショア、など、海は色んな顔を見せますよね。小波しかやりません、なんて自分の可能性を狭めることはしないで、あらゆるコンディションを食い尽くすように練習(Do)して下さい。

 

③Check(評価)

 自分のサーフィンが計画通りにできているかチェック、評価を行います。実はPDCAサイクルでは、この「評価」が一番大事です。多くの人は計画を立てて満足します。そして実行段階では計画を忘れて目の前の波に一喜一憂してしまいます。しかし上達を望むなら、必ずその日のサーフィンを評価・振り返りましょう。評価で最良の方法は、自分のライディング撮影し、それを見ることです。仲間やパートナーに撮影してもらうもよし、撮影をしてくれるスクールに入るもよし、ソロショット(https://www.soloshot-japan.jp/)での自撮りでも良いです。そして撮影された自分の姿をしっかり見て下さい。

ただ最初に自分の動画見た時は、果たして私はどこにいるんだろ?と思うかもしれません。そして動画の中の自分を見つけた時に、こんなの私じゃない!とも。

ガニ股、前屈み、ボードが全く動いていない、など理想と現実のギャップにショックを受けてはいけません。そして心配もいりません。だってあなたは、今現在そういうライディングしているんですから…😱。

かくゆう私も最初に自分のサーフィンを見た時はそうでした。もうサーフィンやめようかな、と。

でも現実をしっかり受け止めて、計画・理想との差異がどこにあるのか、ゴールに近づくためには、何が違うのか、をチェックすることが次につながります。

 

④Action(改善)

 いよいよ最後の段階、改善です。自分のサーフィンを評価して、ゴール・理想との差異を確認できたら、必要であれば計画を修正するポイントを明確にします。この計画の修正が、最短で上達するためのコツとなります。そして修正した計画に基づいて、またサーフィン(Do)する、とサイクルを回していきます。

 

ローマは一日にして成らず、という諺がありますが、明確なゴールを設定し、それに近づくためにPDCAサイクルを短い周期で回せば、一日では無理ですが、短期間で上達することでしょう。

ノープランで漫然とサーフィンするよりも、結果的に大きな差がつく事は、明白かと思います。

是非明日から、この手法を試してみてください。きっとサーフィンが変わるはずです。