今までサーフトリップに行った際は、波を追い求めてばかりだったが、今回は移住できるのか、の観点から、サーフィンや外遊びだけではなく生活する視点で色々見ていった。その気づきを記載していく。
日々の生活・物価
今回訪れたのは5月。昼夜の気温差があり晴れている昼は半袖で暑いくらいだが、夜は10度くらいと結構冷える。湘南よりも気温はメリハリがある。これも水量豊富な四万十川が暑気を流し空気を循環させるからであろうか。水が身近にある暮らしは数日の滞在で、じゅうぶん感じることができる。なお5月でも日中は結構暑いと感じたが、真夏の暑さは如何程?と心配にもなる。
マルナカやサニーマートといった生活必需品を揃えられる大きなスーパーが四万十市内にはある。品揃えは神奈川・湘南と大きな差はないと思う。
割高なのがガソリン代。レギュラーガソリンの値段は湘南がリッター約160円(23年5月時点)に対し、四万十は約180円。その差20円。
四万十市まで輸送する物流コストが価格に反映されているのか、完全な車社会なのに、この差はかなり家計的に痛い。
またセルフも含めガソリンスタンドはそれなりにあるが24時間営業のスタンドはなく、夜にガソリンが切れて途方に暮れることがないように日中に早めの給油が必要。
外食事情
すき家、丸亀製麺、丸源ラーメンといった大手外食チェーンがある。この大手外食チェーンを除き、お昼はオープンするが14時から17時は閉めているお店が大多数。ついサーフィンし過ぎて昼ご飯の時間が遅くなると、どこのお店も空いておらずご飯を求めて彷徨うことになる。
青森トリップの際もそうだったが、これは地方あるあるかもしれない。
また高知といえば、ローカルラーメンチェーンの豚太郎だろうか。比較的あっさりしている味噌ラーメンは昔から変わらず安定の味。なお豚太郎は店舗によって、メニューや味付けが結構違う。好みの店舗を見つける面白さはある。
娯楽施設
四万十市に映画館はない。娯楽施設はカラオケくらいだろうか?
ただし今はネットで映画は色々見れるし、何より外遊びが好きで自然を愛する人にとっては、すぐそこに海・山・川と娯楽(自然)は沢山あるので問題ないかと。
医療体制
ざっと調べると、歯科、皮膚科、呼吸器内科、消化器内科などのひと通りの病院はある模様。予防歯科のレベルはどうなのか、胃・大腸の内視鏡のレベルはどうなのか、などかかりつけ医として十分な治療や予防措置ができるかは引き続き調査が必要。
最後に
四国八十八ヶ所の霊場が土佐清水(足摺岬)にあるためか、お遍路さん(外国人の方も含め)を多くみかける。あらためて調べてみるとお遍路さんの宿、民宿も多く、少し昔にタイムスリップしたような感覚。でも、これが日常の風景なのであろう。
南海トラフ地震などの災害を考えると心配な点もあるが、魅力溢れる土地には変わらないため今度は時期を変えて、また訪れてみようと思う。