四国・愛媛と九州・大分を結ぶカーフェリーがある。
湘南から宮崎へのロードトリップにおいては欠かせない存在。
その旅路は約2.5時間と短いが、航路は楽しみに満ちている。

まずは乗船地。
四国側から乗船する場合は、愛媛の港町八幡浜
九州側から乗船する場合は、大分の臼杵が出航地となる。
※九州側の港には臼杵より北部に別府港があるが、宮崎への旅には使用しないので今回は割愛。


右:臼杵港 フェリーターミナル
フェリー運行会社は、以下の2社があり、フェリーターミナルで乗船手続きを行う。
繁忙期の場合、乗船できないこともあるためWEBで事前予約が望ましい。
②オレンジフェリー
どちらの会社も日中の運行本数は2時間に一本程度とそれなりにあるが、湘南LOGBOOKの最近のお気に入りは、新造船を順次投入している宇和島運輸。
HP上の配船表を見れば、乗船予定のフェリーかどれか事前に知ることができる。
その中でもオススメは、就航は2017年と比較的新しくノビノビシートがある「あけぼの号」。

このノビノビシート、二等船室なのだが旧来のよくある雑魚寝式の二等船室と違い、柔らかなクッションが敷き詰められている。
景色を眺めているだけでも飽きないが、横になるスペースもしっかり確保できているので、ゆっくりと休憩、陸路の疲れを癒す事ができる。


右:よくある雑魚寝式の二等船室(どことなく疲労感)

ただし壁はないので周囲の音が気になる方は耳栓を持参することをお勧めする。なお夏場だと冷房がそれなりに効いているので、冷え性の方は長袖があると良い。
船内にいることが飽きたら、デッキに出て外の景色を楽しむことができる。
真冬の場合は、長時間外にいるのはちょいと厳しいが、天気が良ければデッキはとにかく爽快だし、佐田岬半島の街並みや、豊後水道の風光明媚な景色を堪能できる。またフェリーの航跡を眺める時間も非日常で悪くない。




またフェリーに車で乗船する際の密かな楽しみが、どうやって乗船するか、そして、乗船時の駐車位置。
よくあるパターンは地上からフェリーのグランドフロアにそのまま乗船するケースだが、フェリーによってはタラップで二階に乗船する場合もある。

(これはオレンジフェリー)
また船内の駐車位置で、運が良く船首付近に停められた場合、ハッチの開閉を拝む事が可能。


接岸後、ゆっくりとハッチが開くのを見るのは感動

フェリーで過ごした時間は名残惜しいが、ハッチが開いたら運転モードに切り替え。
これから先にある目的地へ出発。