湘南LOGBOOK

ロングボードのグライド感に夢中なサーファーのブログ。ロングボードのこと、波・旅の記録などサーフィンに関することを書いています。

種子島へのサーフトリップ ロングボード持ち込みはできるのか?

種子島

皆さんはどんなイメージを持っているだろうか。

先日、小型月面探査機「SLIM(スリム)」を搭載したH2Aロケットの打上げが成功したが、種子島宇宙センターがあるので、ロケットの島?

サーファーとしては、やはりサーフアイランド、いつかは訪れたい島、そんなイメージを持っている人も多いだろう。

種子島宇宙センターを望む

波は豊富で極上、ローカルはメロー、映画ライフオンザロングボード大杉漣さん主演)で描かれている通り、アイランドスタイルが、そこかしこに感じられる。

実は、湘南LOGBOOKは過去にロングボードを持って種子島を訪れた際、公共交通機関でことごとくハプニングに見舞われた(結局は自分の調査不足なのだが)。

種子島は訪れるべき旅先でありながら、ロングボーダーが種子島に辿り着くにはかなりの困難が伴う事を知っておいた方がよい。過去の反省を踏まえ、これを振り返っていく。

ちなみに最初に書いておくが、2023年現在ロングボード種子島に持ち込む方法は、以下の2つに限られる。

①宿に事前発送

②鹿児島港からフェリーで持ち込む

過去の反省:鹿児島空港でのハプニング

さて当時のルートは以下の通り。

羽田空港鹿児島空港→バスで鹿児島港→高速船トッピーで種子島

まず羽田空港から鹿児島空港までは特に問題なし。

事件はバスで鹿児島港へ向かう際に発生。

結論をいうとハイシーズンは鹿児島港へ向かうバスにロングボードを載せてもらえない。

友達によると閑散期なら載せてくれたらしいが、私が訪れたゴールデンウィークの時期はバスの乗客・荷物も多くロングボードは載せられない、と一蹴。

で、どうやって鹿児島港に行ったか?

タクシーに聞いても300cmを超えるサイズのため大き過ぎてダメ、結局、鹿児島空港から鹿児島港へ向かる数十分の陸路のためにレンタカーを借りた。予想外の出費。これは痛かった。

またレンタカーの探索、手続きで鹿児島港への出発が予定より大幅遅延。

過去の反省:鹿児島港でのハプニング

次に鹿児島港から出航する高速船トッピーで第2の関門が。

鹿児島と種子島を結ぶ高速水中翼船トッピー

今でこそ、トッピーはロングボードは載せられないとHPに掲載されているが、当時は曖昧だった気がする。

https://www.tykousoku.jp/news/index.php?no=10

さて鹿児島港につくと、ゴールデンウィークのためトッピーは、ほぼほぼ満席の模様。

島へ向かうお客さんにはサーファー以外も多いようだ。

搭乗待ちをしていると、

「おいおい、こんな小さな船に、そんなでかい荷物を詰め込むの?」と、他のお客さんの白い目が気になる。

しかし種子島でサーフィンするんだ!という目的達成のため、ここは折れない気持ちが大事。

さて搭乗手続きで自分の番になった際、乗船ゲートにいる係員の方が「そのボード大きいねー」とギクリとする一言(汗)。

船の中にいる別の係員の方に「おーい、これ載るかい?」と聞いてくれている。

バス同様にやっぱりダメなのか?とドキドキで待つこと数分(実際は数十秒だったかも)、

「OK!早く載せてね」と。良かったーー。

係員さんの気が変わらないうちに秒速で載せたのは言うまでもない。今、思い出してもかなり大らかな対処をして頂いたと思う。

※繰り返しになるが、現在はロングボードは持ち込み不可。真似しないように。

こうして陸路、水路ともにハプニング続きだったが、予定よりかなり遅れて種子島に到着。

思えば、バリ島へ海外トリップするよりも疲れた気がする。

種子島に到着した後は・・・

種子島到着後は予約していた島のレンタカーを借り、各ポイントを回ってサーフィンしたり観光することに。

ただし借りた車にはカーナビはなく、当時はスマホもないためGoogleマップも使えず、島の人に聞きながら、ポイントにたどり着いた。

海へと続く道? なかなか人に遭遇せず・・・

種子島宇宙センター

さてさて、肝心の波は、最高のコンディションとはいかなかったが、それでも湘南より抜群に良かった訳だ。

運よく数年ぶりに地形が決まったらしい某ポイント
ロケーション・波ともにバグース

 

ファンウェーブなのに無人の某ポイント
メジャーポイントの鉄浜 残念ながらスモール
鉄浜を一望できるルアナのチキン南蛮

ただし島の難点は、海が荒れると、船が欠航になること。

数日サーフィンした後、低気圧接近のため明日以降はしばらく欠航となるかも、と情報があり、予定を早めて帰路に着くことに。

帰りのトッピーは、ボードの大きさを問われることもなく、ロングボードをあっさりと搭載。

鹿児島港に寄港した後、港の駐車場に停めていたレンタカーで鹿児島空港へ。

帰りは羽田空港までスムーズであったが、最初から最後まで、かなりバタバタな旅だった。

最後に

種子島は、ショートボード、ロングボード問わず、良い波があるため、トリップには色んなボードを持って行きたいが、ボードキャリーに苦労した記憶があり、以来、行けていない。

いつか、しっかりと時間ができたら陸路とフェリーで、行けたらと思う。