湘南LOGBOOK

ロングボードのグライド感に夢中なサーファーのブログ。ロングボードのこと、波・旅の記録などサーフィンに関することを書いています。

ウェットスーツの乾きを改善 構造から考える対策とは

水温が段々と低下する秋冬の季節から本格的にウェットスーツ(フルスーツ)の出番ですね。

昔は湘南の某ローカルブランド、今は大手のビラボンのウェットスーツを愛用しています。

セミドライウェットスーツを新調したのですがビラボンのウェットスーツの機能・性能・生地の素晴らしさは色々なサーフ系メディアで紹介されている通り、本当に快適でサーフィン中にストレスを感じる事はないです。

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※新調したセミドライスーツ。とにかく軽くて暖かい。

 

今回はそんなウェットスーツの重要な防水機能となる「ウォーターブロックシステム」について、湘南LOGBOOKなりの考察をしていきます。

ウォーターブロックシステムとは?

ウォーターブロックは下の写真のように、袖口や裾口の内側にスキンを配置したパーツのことを指し、このスキンによって肌との密着性・機密性を高め、水の侵入を軽減する効果があります。

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※袖口に配置されたスキン素材

ウォーターブロックという名前の通り、スキン素材によって肌とスキンが密着しサーフィン中は本当に水が入りにくいです。

水の侵入を防いでくれるため真冬のサーフィン中も安心安全なのですが、実は一つだけ欠点があると思っています。

それは「乾き・水捌け」です。

サーフィン後にウェットスーツは洗って干しますが、ウォーターブロックをつけている箇所は乾きが悪いです(個人の感想です)。

今回新調したビラボンのセミドライスーツは腕部分がジャージ素材となっています。河川の上流から下流に水が流れるように、腕部分のジャージ素材から袖口にかけて、吸水された水分が排出されてウェットスーツは乾くわけですが、スキンが配置されていることで抵抗が生じ水が排出され辛くなり、結果、袖口の部分だけ乾いていない、ということが起こります。

(真冬だと袖口だけ凍る事もあります)

乾きをよくする対策とは?

対策としては、ウェットスーツを干してしばらく経った後に、搾乳のように袖口の部位を軽く搾ってあげると、水分が排出されるので乾きは良くなります。ただしウェットスーツの生地を痛めないように強く搾りすぎないことが大事ですね。

サーフィン行こうとしてウェットスーツを着た際に、濡れているとテンション下がりますよね。水が入り辛いという事は逆に言うと、排出し辛いという事。ウェットスーツの機能、構造を理解することで、ウェットスーツの乾きを改善し、より快適なサーフィンライフが送れると思います。