今回の四万十サーフトリップでは、大岐の浜で計8ラウンドサーフィンした。
何故そんなに?波が良かったことは勿論なのだが「大岐の浜」自体がロケーション含め素晴らしく、言ってしまえば、一目惚れしてしまったので滞在中、足繁く通うこととなった。
大岐の浜の駐車場と海への道
北側と中央の2箇所に駐車場がある。
北側は未舗装で川に沿ってキャンプもできる駐車場。
中央は亜熱帯の森の中にいるような感覚を味わえる駐車場。どちらも素晴らしいが今回は主に中央の駐車場を利用。
こちらはビーチへ向かうには海岸林を通るが、この入り口から既にエクセレント。
常緑広葉樹の林を歩いて浜に向かうが木々の隙間からの木漏れ日が心地よい。
そこを抜けると目の前には白いビーチ。最高すぎるロケーション。
そしてハマヒルガオかハマボウフウなのか咲いている花から良い香りが漂っている。
よく地方のポイントは風向きによっては堆肥の臭いがすることがあるが、大岐は全くそんなことはない。
昔、マレーシア ランカウイ島のジャングルリゾートを訪れた際、バンガロー周辺の森を散策すると鳥や虫の鳴き声が聞こえて最高だったが、それと同様にマイナスイオン全開で素敵なオーラが漂っている。
大岐の浜の波と過ごし方
滞在中の波のサイズは、東ウネリが続いて、潮位によって腿、腰から胸くらいまで変化があり朝夕は風もなくグラッシー。波質は柔らかいながらも、しっかり押しがあるジェントルな波。
敢えていうと、ワイキキや宮崎・小倉が浜に近い感じだろうか。
これくらいのサイズだと波のフェイスも緩やかなのでミッドレングスやロングボード、短い板なら少しファットなツインフィンでのサーフィンが楽しめると思う。
なお大岐の浜はBCMなど大手波情報の提供はないため、波を外したくないなら自身で天気図を読んで波を予測することが必要であろう。
波、雰囲気ともに素晴らしい環境なので大岐に来たらあくせく動かず、サーフィンとその合間に自然を感じながら、まったり休憩したり、散歩するのが贅沢な過ごし方だろうか。
ちなみに周辺にスーパー、コンビニはないため、バタバタしたくない方は、昼ご飯など食べ物持参が良いだろう。勿論、ゴミの持ち帰りは必須。
今回旅の拠点とした四万十市内の中村プリンスホテルの前にはローソンがあり、毎朝このローソンで昼食を調達して大岐の浜に向かった。
ローソン高知では「える厨房」なる独自のお弁当サービスが提供されている。サーフィンの合間に食べるのに多過ぎず、少な過ぎず、ちょうど良いおにぎりセットがあり、これに随分に助けられた。
またガスコンロでお湯を沸かしてラーメンを食べたり、メスティンで米を炊いたり、コーヒーを淹れたり、という方も多く見かけた。
湘南のチャリンコサーファーの私にとって、普段は駐車場でゆっくり過ごすという習慣はないため、駐車場での時間を充実させるために皆さん色んな装備をもっており、それをチェックするのも楽しいもので、今後の旅の参考となった。
その3へ続く。