湘南LOGBOOK

ロングボードのグライド感に夢中なサーファーのブログ。ロングボードのこと、波・旅の記録などサーフィンに関することを書いています。

サーフィンと近視 - レーシックでコンタクトレンズのストレスからの解放

サーフィンを始めたその昔、私、湘南LOGBOOKの視力は0.1以下と強度の近視だったためコンタクトレンズを装着してサーフィンしていた。

使い捨てのコンタクトレンズは、見えはするが異物感があり、ワイプアウトした時や、強いオフショアでテイクオフする時など、気づけば無くなっていることもあり、常に心配と隣合わせのサーフィンだった。

レーシック手術の領収書
実はこのクリニックは、もう無い・・・

そんなストレスを解放するため、レーシック手術を恵比寿にあった神戸クリニック(残念ながら今はもう無い…後述)で2010年1月に受けた。その体験、所感を記載する。

実際、レーシック手術はどうだったか?

手術は点眼麻酔で術中の痛みはなく、あっという間に完了。術後30分ほど安静室で横になった後、目を開けて見ると、おゝかなり見えるではないか!と。ただし、痛みはないのだが目から涙がポロポロと落ちるため、少し視界はぼやけて見える。心配になりながらも翌日の検査時には涙もおさまり視力は0.1以下のレベルから1.5に向上。

あまりに見えすぎて、ビックリすると共に、鮮明になった画像の処理に脳が追いつかなかったのか暫くは頭が痛くなった記憶がある。

なお手術後は感染予防が必要なため一カ月間は海に入ることはできなかった。

この期間はしっかり療養する事が大事。

レーシック後に感じたこと

療養期間を経て、ようやくサーフィンを再開した訳だが、こんなにも海は綺麗なものだったのかと手術前との景色の違いに感動したものだ。

そして視力が回復し、サーフィンをして通じて感じたメリットは以下の通り。

■メリット

コンタクトレンズの準備は不要。すぐ海に入れる。

ワイプアウトや強オフショアでもコンタクトレンズを海に流す心配は不要。

・アウトのウネリをいち早く見つけられる。

・ドルフィンスルーのとき、目を開けていても平気。水が綺麗な海外のトリップ先で感動。

ワイプアウトの際、目を閉じなくなったので危険回避行動が早くなる。

・サーフトリップのときにメガネ、コンタクトなどの準備は不要。煩わしくない。

・コンタクトやメガネの費用が一切なくなる。

・海で友達に会ってもすぐ分かる。

グリグリの波でワイプアウトしても平気

ただしメリットがあるとデメリットもあるのが世の常。やはりレーシックにも以下のようなデメリットがある。

■デメリット

レーシック手術後、1ヶ月間は海に入れない。

 これはかなりストレスだが、プラスに捉えるとサーフィン以外に時間を費やすことができる。

・手術費用が高い。

 コンタクトレンズやメガネの何倍も掛かる。ただし長期間で比較するとレーシックのほうが安い。

・効果は永遠ではない?

 現時点で手術後10数年経過しているが、サーフィン、日常生活に支障はないが、視力は若干悪くなった。これは加齢による眼球形状の変化や老眼などのせいで、必ずしもレーシックに起因するものではないかもしれない。また個人差もあると思う。

裸眼で見る自然の景色や色は本当に美しい

レーシックのメリット、デメリット双方を記載したが、サーフィンにとって悪かったことは何もなく、また車の運転で眼鏡が要らない、ラーメンや鍋を食べる時に眼鏡が曇らないなど、日常生活においても手術して本当に良かったと感じている。

その他・永年保証について

手術を受けた神戸クリニックは、視力が落ちても再手術を無償で行える永年保証を謳っていた。が、このクリニック、実は数年前に破産していることが分かった。経営を引き継いだクリニックはあるが、そもそも経営母体が違うので永年保証の再手術は受けられないらしい。

調べて見ると、実は、この手のクリニックの経営破綻は結構あるようだ。

手術設備の導入コストが高いのに、リピーターがほぼ発生しないビジネスモデルのため収益を安定させるのが難しいため、らしい。納得。

手術設備の最新性、手術の症例数は勿論だが、経営的に心配がないか、といった点からもクリニックの選択は重要と思われる。