湘南エリアでの冬のサーフィンにはセミドライ ウェットスーツ(以下、セミドライ)が必須。
セミドライの本格的な出番は12月以降になるが、まだまだ先と悠長に構えず早めの準備を心掛けたい。
さて各ブランドからは様々なセミドライが発売されている。
今回は、セミドライの中身に着目して、パドルのやり易さに影響を与える腕部に起毛は必要か?について考察していく。
結論は?
湘南LOGBOOKがここ数年愛用しているのはビラボンのセミドライ。
この使用体験と個人の主観として、腕部に起毛は必要ない(と思う)。
①寒さへの耐性について
腕部分がジャージ素材で、これで寒くないのか?と最初は心配だったが、温かさでは起毛素材と比較しても遜色ないと感じている。
それはなぜか?自分なりに考察してみた。
一般にスポーツする際は筋肉で大量の熱が発生する。サーフィンにおいてはパドルが運動の大半を占める。
人体の中でも比較的大きな僧帽筋、広背筋が体幹にはあり、上腕三頭筋、上腕二頭筋が腕にはある。いずれもパドルの際に使用する筋肉であり、サーフィンの80%はパドルと言われている通り、この筋肉群が絶えず熱を発するため寒さを感じないのだと思う。
ただしパドルをそんなに必要としない超スモールコンディションの場合(ロングボードでもテイクオフが厳しい、など)は、この限りではないかもしれない。
【参考】筋肉の大きさランキング
https://the-build.online/training/musclesizeranking/
②パドルのしやすさについて
私が過去に着ていた湘南の某ブランドのセミドライは、腕部に起毛があったが、いったん起毛生地への吸水が始まると腕部全体に吸水が広がり(いわゆる毛細管現象)、これに伴い腕部が重くなりパドルに支障をきたしていた。
ビラボンのセミドライは腕部がジャージ素材のため、このような問題は全くない。
まとめ
ウェットスーツ、セミドライの進化は年々目覚ましく、各メーカの開発努力には頭が下がる思い。
真冬に福島以北のエリアに行ったことはないが、茨城・千葉北エリア迄ならば、セミドライ腕部への起毛は必要ないと思う。
ただしどのエリアでサーフィンするにしても真冬の海上がりに身体を温まるなどケアは必要なのでその点はお忘れなく。