BILLABONG(ビラボン)のウェットスーツは素晴らしいです。
湘南 LOGBOOKはBILLABONGの営業でも、関係者でもないですが素直にそう思います。
数年前にウェットスーツを某ブランドからBILLABONGに変更しましたが、初めて着用した時の、生地の軽さ・暖かさ、パドルの軽快さなど機能・性能のレベルの高さに感動しました。
なぜ素晴らしい? それは毎年進化を続けているから
そんなBILLABONGウェットスーツですが、すでに充分凄いにもかかわらず、毎年進化を続けています。
写真右は今年のセミドライスーツ、左は一世代前のセミドライスーツとなります。
一見同じに見えますが胸部のチェストジップシステムに大きな違い、進化が見られます。
一世代前のチェストジップシステムですが、脱着の容易さ、パドルのストレスなど、サーファーが求める基本的なポイントについては合格点なのですが、一点だけ気になった点がありました…。
写真をみて分かる通り、胸部左側から手を押し込めば入ることが分かります。この内側にはインナーフラップで水止めがあり、テンションは掛かっているため通常は問題ありません。ただし、体左側から(激し目の)ワイプアウトした際や、ドルフィンスルーが間に合わず左側から波を受けた時に、水が侵入することが稀にあります。
真冬の海で、水が侵入し背中に…。サーファーなら分かると思いますが、ちょっとした罰ゲーム気分ですよね。
そしてこちらが、この前オーダーし出来上がってきた今年のセミドライスーツ。胸部の開口部全域に立体的にストレッチコイルファスナーが配置されており一世代前のモデルのように手が入る部分がありません。ファスナー部が長くなった分、着脱がたいへんでは?と思ったのですが肩の可動域に合わせたファスナー配置になっているため問題はありません。
(肩の可動域が狭い方にとっては、ひょっとすると大変かもしれません)
では水の侵入がないのか?については、先日、極寒の千葉北へサーフトリップしましたが、水の侵入はなく、一世代前のモデルの気になっていた点が見事に克服されて、ウェットスーツとしての性能を十分に発揮してくれました。このようにしっかり改善が進んでいることが素晴らしいですね。
まとめ 良いウェットスーツに出会うためには
ウェットスーツは各メーカーによってラインナップがマチマチでデザイン含めて個人の好みもあるため、一概にこれが最高と断定することは難しいですが、ライダーやお客さんを多く抱える大手ウェットスーツメーカーは、フィードバックをもとに毎年改善が進んでおり信頼できると思います。
ウェットスーツをオーダーする際、どのモデルにしようかとショップで相談すると思いますが、基本的な説明だけでなく、昨年のモデルから機能面でどのような改善がされているのか確認してみると、メーカーさんの努力など色々発見があり、ベストなウェットスーツにたどり着けると思います。