湘南LOGBOOK

ロングボードのグライド感に夢中なサーファーのブログ。ロングボードのこと、波・旅の記録などサーフィンに関することを書いています。

ゴールデンウィーク 旅のススメと嗜み サーファーとして成長したければ旅をしろ 

かわいい子には旅をさせろ、という諺がある。

昔の旅は過酷で、厳しい経験を積むほど成長するため、かわいい子ほど敢えて旅をさせよ、という意味。

この諺は、サーファーとして、人としての成長をのぞむ場合にも当てはまる。

ホームブレイクでのサーフィンはもちろん楽しいが成長したいなら旅をした方が良い。

波に少し乗れるようになってくると、もっと乗りたい、こんな技がしたい、とエゴがでてくるが、旅でのサーフィンは初心に返してくれるし、経験値を与えてくれる。

旅先では、波が良くても焦らず、まずは観察 (somewhere in Japan)

いつもと違うポイントでは、

まずは波をしっかり見る、ラインナップを見る、リズムを壊さないように場の空気を感じる。

木を見て森を見ず(波ばかり見て、ピークの雰囲気を感じない)とならないよう、感覚を研ぎ澄ませ全体を俯瞰する。

波が来た時は、自分が乗って良い波なのか瞬時に判断し、乗れそうな時は、波をキャッチすることに集中する。

特に最初の一本は、五感(六感)を総動員する必要がある。

「リスペクトを!」とよく言われるが、しっかり挨拶し、横柄にならず、場の雰囲気を壊さず、謙虚にサーフィンする。そのような気持ちで海に向き合うことだと思う。

もし旅先でのサーフィンで、ゴーゴーと言って貰えたり、セットを譲って貰えたりした日には最高。そのラインナップで少しだけ認めて貰えたことの証かも。

そして、波への探究心を持ち続け、人との繋がりを大事にしていると、ひょっとすると無人のブレイクに出会えるかもしれない。

小さくても形の良い波を貸切 (somewhere in Japan)

旅の夜、今日の余韻に浸ったり、明日はどんな波に出会えるか静かに夢想する。

そんな貴重な経験ができたなら、サーファーとして一回り成長していることだろう。

旅先でのサーフィンが素晴らしいものになるかどうかは自身の心掛け次第。

その気持ちを忘れずに、遠くても、近くても旅してみる。

またサーファーにとってトリップの目的は波だが、そればかりを求めると広い世界を狭めてしまう可能性もある。

種子島宇宙センター 残念ながらロケットは無し

サーフィン以外にも色んな所を訪れてみる、

遠まわりして帰ってみる、

一人で、パートナーと、気の合う仲間と、誰と行くにしても、目的地に行くまでや帰路に、美しい景色に出会えたり、多少のハプニングがあるかもしれないが、サーフィンだけでなく少し回り道をする。そういった旅ができると、人生はもっと楽しいものになる。

最近やっとそう思えるようになってきた。

海へ続く道。その周りには新たな発見がある

もうすぐ春。

大人数で入ってくるグループがいたり、前乗りが日常茶飯事となっているストレスフルな環境でサーフィンするよりも、旅を考えてみるのもいいかもしれない。