夏の砂浜は色んな意味で危険がいっぱい。暑くて入水を焦るあまり、波打ち際から離れたところにビーサンを置き足裏をヤケドしたことや、長時間サーフィンして気づけばビーサンがない、みたいな経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?
今回は、サーファーなら知っておきたい夏の砂浜でのビーサンの置き方についてお伝えします。
○砂浜についての知識
サーファーのプレイグラウンドは海ですが、その準備基地となる砂浜について最低限知っておきたいことをまとめます。
鵠沼海岸を例にとると、
・砂浜は広い。波打ち際まで100mを越える。
・夏場の砂浜の温度は60℃を越える。
・砂の粒が細かい。
・貝殻の破片やマイクロプラスチックもある。
・夏の大潮は潮位差が1mを超える。
のような特徴があります。
波打ち際まで思いのほか遠く、サーフボードを持っているので砂に足を取られ速く走れず結果自滅して足裏はヤケド、とか。
焦って走って、貝殻などで切り傷、とか。
干潮時に波打ち際にビーサンおいて入水したはいいがサーフィン終わった時にはどこへやら、とか。
こんな事になるのは砂浜の特徴を理解していないためです。
○ビーサンはどこにおく?
ではビーサンの置き場に失敗しないために以下の3つのポイントを理解して実践して下さい。
①目印をきめる
人工建造物など位置が不変で、波打ち際とちょうど良い位置にあれば目印として利用できます。鵠沼海岸だと夏の風物詩の「白杭」を目印に利用するサーファーは多いですね。
②目印を作る
適当な人工建造物がない場合は、下の写真のようにビーチにある流木を使ったり、ビーサンを立てたり、仲間のビーサンを集め小山を作るなどすれば目印として使えます。
③その他
先に書いたように夏の大潮では潮位差が1mを超えます(地域によってはもっと潮位差があります)。入水時の潮位と、上げ潮・引き潮のどちらに向かっているのかを確認して、おき場所を決めて下さい。
またビーサンは炎天下のハードな環境で使われる消耗品なのであまり高級なものはサーフィンの時には使わない方が良いかも知れませんね。
なお湘南LOGBOOKは、デザイン、履き心地、丈夫さ、ゴムの質感、グリップ、そして値段など、サーファー的に重要な指標をトレードオフした結果、ここ10年以上はhavaianas(ハワイアナス)と、ギョサンと言われるPEARL(パール)を愛用しています。
どちらもとても調子いいですよ。
最後にこぼれ話。
その昔、サーフィンの全日本選手権に出場した時のことです。全日本選手権は8月の盆明けに開催され、その暑さは想像を絶します。今ではアップカマーとして売り出し中のショートボードの某プロとビーチで同じ支部の仲間を応援をしていました。ふと足元を見ると彼1人だけ裸足…。
私「Mちゃん、熱くないの?」
Mちやん「え?全然平気っス!」
私「…(驚愕)」
サーフィン上手い子は足裏の作りからして違うのだなと感じた湘南LOGBOOKでした。