飛行機は現地時間の20時頃にデンパサールに到着。
飛行機を降りた途端、バリ特有の熱気・湿気がまとわりつく。日本とは違う匂い。アジアの旅先に着いたことを実感。
到着ビザの50万ルピアを支払い、入国。
サーフボードなど荷物を受け取り、迎えに来てくれているガイドを探す。空港の外にガイドやタクシー運転手が黒山の人だかり。
この景色を見ると、あー東南アジアだなぁと懐かしくなる。
さて今回のガイドはロングボードが余裕で入る大型車で来てくれている。
空港からメドウィまでは3時間程度、大型車のお陰で車内はゆったり。クタの喧騒を感じながら爆睡してしまい、真夜中にホテルに到着した。
ホテルにチェックイン後、荷解きも程々に、腹が減ったので食事。
深夜なのでホテルのレストランは空いておらず、メドウィは田舎のため周囲に飲食店もなく日本から持ってきたインスタントうどん、雑炊を食す。
海外では現地の食事に飽きる場合もあるので、日本のインスタント食品はホント重宝できる。
さて今回の宿はメドウィポイントの目の前にあるボンボラウェーブロッジ。
・ホテルのHP
https://www.bomboramedewi.com/ja/index.html#
数年前に訪れた際もここを利用したが目の前が海という最高のロケーションのため今回もリピート。小さなホテルなのでスタッフともすぐ顔馴染みになり、居心地は最高。
だいたい朝イチ・日の出と共にサーフィンして、その後朝ごはん。
その後は、読書したり、ビンタン飲んだり、プールでまったくしたり、ノンビリして午後にもう1ラウンド。
コンディションが良くなったり海が空いていればサーフィンするスタイル。
だいたいこんなルーティン。
肝心の波は、オバケセットで頭半オーバー、アベレージで腹胸肩と十分なサイズ。ブレイクはグーフィーオンリー。
バリ島の雨季はウエストサイドは風が合わないと言われるが、メドウィは朝夕と風は無風かオフショアのためクオリティは最高。日中も風は吹くがウネリが勝つのでパンピーにならず十分ライダブル。
潮の干満や波のサイズでエントリーの仕方は変わるが、玉石に付着した貝で足を切りたく無いため安全なルートでゲッティングアウト。
このルートだとピークは遥か彼方のためロングパドルとなる。疲れすぎないようにロングボードとフィッシュとミッドレングスを乗り分けながらサーフィン。
クタと違い周囲に繁華街はないがオーシャンビューという特権を活かし波、自然のリズムに合わせて過ごす素晴らしい環境。
ウネリと潮回りと風が決まった時間帯はバグースな波となり良い時はコンスタントに200mは乗り繋げる波。
今回、自分的に過去最長のノーズライティングを更新したし、サーフィンやってて良かったな、頑張って働いて良かったなーと感謝。
しかし数年ぶりに訪れたメドウィは観光地化が激しかった。
数年前に訪れた際は風が吹く日中は、ほぼ貸切サーフィンできる状態だったが、今回は朝10時くらいから15〜16時くらいまで、ブラジル、ヨーロッパ、ロシアなどからの観光客を対象としたスクールが行われ、サーフガイドにプッシュされて直滑降で波に乗る(落ちてくる)輩で海は溢れ危険な状況になっていた。
ローカルさんに聞いた話だとチャングーはもっと酷い状態らしい。
オンボロだった向かいのホテル(UMADEWI Surf & Retreat)もゴージャスにリニューアルされ、通りにも何軒か新しいホテルも立っており、確実に変わっていくんだろうな。
宿に滞在しているサーファーだけで、波をローテーションするといったハッピータイムが過去には沢山あったが、もうこの環境だと望めないのかもかもしれない。
とはいえロケーションは素晴らしいし、日本では乗れない波のクオリティなので十分満足できるのだが。
次回に続く。