湘南はサーフシティと言われるが実は波がない日が多い。鵠沼でいうと平均的なサイズは膝腿だろう。いつもしっかりボトムターンができる波が有ればいいのに、そうもいかない。
サーフィンをこよなく愛するサーファーならば、サーフィン以上に楽しめることはない、とよく認識しておいた方が良い。
波がないとイライラしたり、禁断症状が出るサーファーは多いが、サーフィンの変わりになるものは無いと理解していれば、イライラしても仕方がないと踏ん切りもつけられて、代わりの対処の仕方も分かるし幾らかは気が紛れる。
そんな湘南において、波がない時にどんな楽しみ方があるか?を棚卸してみた。
どうしてもサーフィンしたい
満潮で割れてなくても引くとできるポイントがあったり、その逆も然り。
潮周りに合わせて色んなポイントの地形、ブレイクをチェックして移動する。
そして波に板を合わせる。ショートボードでどんなにハッスルしてもターンするのに厳しい場合もある。そんな時に備えてミッドレングスやロングボードなど小波を楽しめる板を揃えておく。湘南LOGBOOKの友人には、ロングやショートにこだわりなく色んなボードに乗るサーファーが多い。当然、波乗りの振り幅は広がるし、皆サーフィンが上手い。サーフィンの上達にもおすすめ。
サーフィンは無理でも海自体を楽しみたい
ビーチをぶらぶらしてビーチコーミングするのは楽しい。砂の粒が大きめの海岸では、強いオンショアが吹いた後にシーグラスなどを見つけることができる。
湘南LOGBOOKの奥様は、波が良くないとサーフィンを切り上げて、黙々とシーグラス探索をしている。
また、とにかく体を動かしたい肉体派には浜ランがおススメ。天気が良いビーチを走るのは実はトレーニングにも最適。アスファルトと違い膝を故障する心配もない。不安定な砂浜を走ることで足腰、体幹を鍛えられるため、結果、自分のサーフィンにフィードバックできる。
とにかくサーフィンのことを考えていたい
動画でのイメトレやスケボーなどは良く紹介されているが、普段使っている大事なサーフボードをチェックし、場合によりリペアするなど道具を手入れすることはサーファーにとって大事な嗜み。
ワックスオフして、デッキ、ボトム、レールをよーくチェックして見る。ひょっとするとクラックなどが見つかるかも。
また次のサーフィンの機会に備えて、フィンセッティングを考えてライティングイメージを膨らませるのも楽しい。
最後に
一部はいわゆるマインドセットの類もあるが、湘南に波がない時のサーファー的な楽しみ方を書いてみた。
波がない時、サーフトリップに行くのもありだが、視点を変えれば近場でも違う楽しみ方もある。